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第21回構造接着シンポジウム「未来を拓く接着技術-次世代産業と接着-」

                              主催:(一社)日本接着学会構造接着委員会
                              協賛:(一社)日本接着学会関東支部 
                              協賛:日本接着剤工業会 
                              協賛:(一社)色材協会
                              協賛:エポキシ樹脂技術協会 
                              後援:日本包装学会 
    
 我が国を取り巻く環境は,東日本大震災以降,急速に悪化し混迷の色を深めている.震災復興が十分に進まぬうちに,世界的な経済的混乱が追い打ちをかけ,更に近隣諸国との外交的軋轢も顕在化しつつある.また,エレクトニクス製品のコモデティ化と過当競争で,日本の製造業を代表する幾つかの大企業がピンチに直面している現状をみても,もはや従来の常識や成功体験が成り立たない難しい時代に突入したことを深く感じる.一方,独自の技術を擁する多くの企業が,この難しい状況に適切に対応しており,ビジネスをむしろ拡大しているケースすら存在する.この相違を単純に論じることは慎むべきだが,「選択と集中」の賞味期限が切れ,企業の生き残りのためには「多様性」が必要であると再認識されつつあるとは言えないだろうか.
 八方塞がりの時は頭を冷やして将来を見つめる良いチャンスである.将来のニーズに対応すべく,技術開発を将に今,始めるべきである.ハイテク産業が塹壕戦に突入しつつある今日,我々はもう少し広い視野で需要の掘り起こしを図るべきであり,その対象の幾つかは恐らく「重厚長大産業」の中にある.ただし,旧来の重厚長大産業が復活するのではない.先端技術で生まれ変わった新たな重厚長大の時代がやってくる.また,この展開には接着技術が極めて大きな役割を占めることになる.たとえば,繊維強化プラスチック(FRP)が近年注目されているが,この接合には接着が欠かせない.FRP船への構造用接着剤の使用が,わが国でも今年から認可され,その普及に注目が集まっている.また,自動車車体用の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部品も普及段階に入りつつあり,主要な技術課題は接合に移りつつある.このように接着技術を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており,またその期待も極めて高い.
 本シンポジウムでは,今後発展が期待される産業と接着技術の接点を俯瞰すべく,そのテーマを「未来を拓く接着技術-次世代産業と接着-」とし,関連の企業でご活躍の研究者,技術者の皆様を講師にお招きし,参加者の皆様とご一緒に新規用途の現状を探り,議論したいと考えている.従来のシンポジウムとは少し趣を変えて企画した講演内容は下記のとおりである.

未来を拓く接着技術-次世代産業と接着- (プログラム変更あり)

  9:30~9:35 開会の挨拶 日本接着学会 構造接着委員会委員長
                     東京工業大学 精密工学研究所        佐藤 千明 氏

  9:35~10:35 「金属接着における界面と表面処理の役割」
                     住友金属鉱山株式会社 市川研究所 技術本部 山辺 秀敏 氏
    ① "接着対象としての金属表面の考え方"
    ② "金属接着用表面処理・プライマー"
    ③ ポリイミドと金属の接合界面
 
 10:35~11:35 「東京スカイツリーをさびから守る塗装技術」
                 株式会社 大林組 技術研究所 技術ソリューション部  堀 長生 氏


 11:35~12:40   昼    食

 12:40~13:40 「FRP船の接着構造について」
                                 財団法人 舟艇協会  伊藤 仁 氏
    ① FRP船P船の船殻構造
    ② FRP船の材料と接着
    ③ 接着継手の応力

 13:40~14:40 「熱可塑CFRPの開発と自動車構造への適用」 
                     東京大学 工学系研究科 システム創生学専攻  鵜沢 潔 氏
    ① 自動車への複合材料適用技術とその動向
    ② 熱可塑CFRPの特徴と近年の研究開発プロジェクト
    ③ 成形プロセス接合技術
 14:40~14:50     休    憩

 14:50~15:50 「可逆反応を用いた修復性高分子材料:分子運動性と官能基密度」
            東京大学 生産技術研究所 サステイナブル材料国際研究センター 吉江 尚子 氏
    ① "修復性高分子材料設計のポイント"
    ② "低官能基密度ネットワークポリマーを用いた修復性材料の設計"
    ③ 高官能基密度ネットワークポリマーを用いた修復性材料の設計

 15:50~16:50 「品質保証のための電子部品の信頼性試験」
                  三菱電機株式会社 自動車機器事業本部 姫路製作所 松岡 敏成 氏
    ① 電子部品の寿命予測と試験計画
    ② "電子部品メーカと電子機器メーカの協働"
    ③ 電子部品の実装信頼性評価の変化

 16:50~ 閉会の挨拶                東京医科歯科大学 名誉教授 宮入 裕夫 氏
 
   ※講演時間及び講師等の変更もあり得ます。

◇  参 加 要 領  ◇

★ 定  員  200 名
★ 参 加 費  会員(協賛団体会員を含む):20,000円(税込)  非会員: 30,000円(税込)
        構造接着メンバー;1名無料 2人目から10,000円
★ 申込締切  平成25年1月9日(水) (参加費の振込期限:1月15日)
★ 申込方法  問合せ先に所定の用紙をご請求の上、郵送またはFAXにてご送付下さい. 
        郵便振替もしくは銀行振込にてお支払をお願いいたします.
★ 問合せ先  日本接着学会 構造接着委員会
        〒169-0073 東京都新宿区百人町1-20-3 バラードハイム703
        TEL:03-3371-5307  FAX:03-3371-5185
★ 振 込 先  郵便振替:口座番号 00110-9-707506 
             口座名義:構造接着委員会 構造接着シンポジウム
        みずほ銀行 新宿新都心支店:口座番号 3505910 
                      口座名義:構造接着シンポジウム 事務局

日 時 平成25年1月18日(金) 9:30 ~17:00
会 場 工学院大学 3F アーバンテックホール
東京都新宿区西新宿1-24-2
TEL:03-3342-1211(代表) 内線(第1:2029、第2:2030)

東京駅~新宿駅 (JR中央線 約30分)
新宿駅西口~工学院大学 (徒歩 3分)

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