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粘着研究会第169回(9月度)例会

 謹啓 時下益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。平素、当研究会の運営に当たりましていろいろご協力、ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、粘着研究会第169回例会を下記の通り開催いたすことになりました。お繰り合わせの上ご出席くださいますよう御案内申し上げます。敬具

13:00~14:00「液体/固体の付着を抑制するための表面設計」
                    国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造材料研究部門 穂積 篤 氏
 我々はナメクジ体表の粘液分泌を利用した優れた防汚機能に着目した。そこで、日常生活でしばしば目にする離漿(りしょう)というゲルマトリックスから液体が押し出される現象(例えば、ヨーグルトやゼリー表面に水が浮いてくる現象)を利用して、ナメクジの粘液分泌を人工的に再現した材料、SLUG (Self-Lubricating Gel、ナメクジ)を開発した。SLUGはヒドロシリル基を含む変性シリコーン(PDMS_H) およびビニルシリル基を含む変性シリコーン(PDMS_V)の混合物(PDMS前駆液)に、鎖長の異なるアルカンや反応性の高いオルガノシランを添加し、Pt系触媒を用いたヒドロシリル化反応により作製した。添加する液体の種類を変えることで、様々な表面機能(撥水/撥油性,温度応答性,自己修復性、着氷防止、海洋生物付着防止等)を発現させることができる。本講演ではSLUGの表面特性(撥水/撥油性,自己修復性等)ついて紹介する。

14:05~15:05「精密重合化学を基盤とした機能性ヒドロゲルの構造設計」
                              滋賀県立大学工学部 材料科学科 伊田 翔平 氏
 高分子ヒドロゲルは固体的性質と液体的性質を併せ持つ独特の性質からさまざまな応用が期待される。ゲルの高機能化に向けて、三次元網目構造を精密に構築することが望まれ、特に合成化学に立脚したアプローチの進化・深化が求められている。本講演では、精密重合化学を基盤とし、架橋構造の設計やモノマー連鎖配列の制御に着目して進めている我々の最近の研究成果について紹介する。

15:15~16:15「タッキファイヤーに関する最近の開発動向」
                      荒川化学工業株式会社 研究開発本部 粘接着事業 佐藤 義昌 氏
 タッキファイヤーに求められる要求は年々高度化しており、汎用品には無かった新機能の付与が求められるようになった。例えば光学用途においては色調や透明性、耐候性等が求められている。それらに対応するべく我々はタッキファイヤーの高機能化に取り組み、新規淡色ロジン誘導体を開発した。本発表では、タッキファイヤーの概要を説明すると共に、これら新規ロジン誘導体の紹介とその添加効果について発表する。

16:20~17:20「産学協同研究発表:粘着特性の評価と試験・計測・分析結果の信頼性」  
                   -粘着力の経時変化メカニズムの解明-
                               株式会社三井化学分析センター 生井 勝康 氏
                                   古河電気工業株式会社 加納 義久 氏  
                               明治大学 理工学部機械工学科 宮城 善一 氏
 当研究グループでは、第1期より曲面接着性の評価や粘着剤の短長期特性の評価法など、特に粘着特性の信頼性評価に関する協同研究を実施してきた。第5期では、長期劣化の観点から粘着力の経時変化メカニズムを考察するために、粘着剤のバルク物性の評価を行った。さらに、粘着テープ剥離後の被着体表面状態の各種ナノ分析を実施し、新たに表面分析マップを作成した。

参加申込はメールまたはWebでお申し込み下さい。
 参加費 : 粘着研究会会員      無料
       日本接着学会会員   15,000円
       一般         20,000円
       学生           無料
参加費入金方法:下記銀行にお振込下さい。(手数料はご負担ください)
三菱東京UFJ銀行 春日町支店(店番:062)
普通口座 口座番号:1177253
     口座名:ネンチヤクケンキユウカイ ハタノ ヤスノリ

連絡先:〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
  東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 生物素材科学研究室内
  日本接着学会粘着研究会 TEL :03-5841-5241
   E-mail: psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp

日 時 2019年9月13日(金)13時00分~17時20分
会 場 大阪産業技術研究所 (森之宮センター)
JR大阪環状線(北口)または⼤阪市営地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森ノ宮駅(4番出口)下車。中央大通を東に約350m(徒歩約5分)、「森ノ宮公団住宅前」を左折し北に約350m(徒歩約5分)。http://www.omtri.or.jp/map/

13:00~14:05「液体/固体の付着を抑制するための表面設計」
            国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造材料研究部門 穂積 篤 氏
14:05~15:05「精密重合化学を基盤とした機能性ヒドロゲルの構造設計」
                      滋賀県立大学工学部 材料科学科 伊田 翔平 氏
15:15~16:15「タッキファイヤーに関する最近の開発動向」
              荒川化学工業株式会社 研究開発本部 粘接着事業 佐藤 義昌 氏
16:20~17:20「産学協同研究発表:粘着特性の評価と試験・計測・分析結果の信頼性」
                 -粘着力の経時変化メカニズムの解明-
                       株式会社三井化学分析センター 生井 勝康 氏
                           古河電気工業株式会社 加納 義久 氏  
                       明治大学 理工学部機械工学科 宮城 善一 氏

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