次世代接着材料研究会PartⅤ 第5回例会
テーマ「接着信頼性評価技術について」
接着剤は多岐の産業の発展に貢献し、各用途での使用実績も積み重ねてきております。しかしながら、接着剤の耐久信頼性・劣化予測等は、まだ十分に確立されていない状況です。本例会では、航空宇宙、自動車、建築関連の各業界で活躍されている先生方に、接着剤の耐久評価技術・劣化予測の現状についいてご講演を頂くことになりました。
13:25~13:30 委員長挨拶 サンスター技研(株) 奥野 辰弥氏
13:30~14:30(1時間)
1. 宇宙機における接着剤の使用例と宇宙用材料の耐環境性要求
宇宙航空研究開発機構 森 一之氏
人工衛星や宇宙ステーション等の宇宙機に使用する材料は、地上で使用される材料と
同様の機械的特性や電気的特性などの一般的特性に加えて、耐紫外線性、耐放射線性な
どが求められる。耐宇宙環境性(原子状酸素、電子線、紫外線、真空による脱ガス)の
評価方法を中心に、接着剤の使用先、評価例と宇宙用途での注意事項(接着剤に求める
特性)を紹介する。
14:30~15:30 (1時間)
2. 長期信頼性の面から見た車体接着の技術動向と課題
マツダ㈱ 麻川 元康氏
車体の接合に接着接合を適用することで、剛性、NVHの向上やこれらの性能向上分を部材簡
素化に充てることで車体軽量化に寄与することができるため、欧州メーカーを中心に適用が
拡大している。
今回、接着接合の適用拡大に際して、長期信頼性に関する現状と課題を説明するとともに、
加水分解度合に注目した市場の経時劣化予測や耐久信頼評価など、マツダの取り組みを紹介
する。
15:45~16:45 (1時間)
3. 有機系接着剤による外装タイル張りの接着信頼性
清水建設㈱ 名知 博司氏
近年、有機系接着剤による外装タイル張りの普及が目覚ましい。その背景にタイル張りの
はく落故障がある。本稿は、タイル張り故障の変遷、有機系接着剤タイル張りのメリット・デメリット、
有機系接着剤の接着信頼性について述べる。
17:00~19:00 懇親会(同センター内)
【申込方法】
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まだ、研究会にご登録されていない方は、「PARTⅤ後期 開催のご案内 次世代の高性能・高機能性接着」
http://www.adhesion.or.jp/seminar/seminar_detail/7/4/15/
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【年会費】
法人会員 年額 60,000円(消費税込)(優待券使用の場合は半額)
法人非会員 年額 100,000円(消費税込)
個人正会員 企業 年額 30,000円(消費税込)
個人正会員 大学・公共機関 年額 10,000円(消費税込)
個人非会員 年額 50,000円(消費税込)
とし、原則として一括払いとする。
なお、法人会員(特別・維持・賛助)からの本会「催し物特別優待券」を使用してのお申込の場合は、
1社(1事業所)1枚につき半額とさせて頂きますので申込書に添付の上お申込下さい。
また、個人正会員(企業)としてお申込の場合は「催し物特別優待券」の使用は出来ません。
詳しくは、日本接着学会事務局までお問い合せ下さい。
事務局:info-hnb@adhesion.or.jp
日 時 | 2015年6月10日(水)13:25~16:45 |
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会 場 |
積水化学工業株式会社 京都研修センター第2セミナー室 京都市南区上鳥羽上調子町2-2 TEL 075-662-8541 http://www.sekisui.co.jp/kyoto/ |