粘着研究会
粘着研究会 第192回(1月度)例会
- 日時
- 2024年1月26日(金) 13:30~16:45
- 会場
- 東京大学農学部キャンパス 中島薫一郎記念ホール又はweb(Zoom)
粘着研究会 第192回例会
謹啓 時下益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。平素、
月 日 :2024年1月26日(金)
会 場 :東京大学農学部キャンパス 中島薫一郎記念ホールおよびweb(Zoom)
時 間 :13時30分~16時50分
講師およびテーマ
第1講演 13:30~14:30 主鎖切断可能なビニルポリマーの設計と合成
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 佐藤研究室 助教 久保智弘 氏
私たちの日々の生活で広く用いられるビニルポリマーは主鎖が安定なC–C結合からなり、自然環境への蓄積という懸念から、分解性の付与が重要な課題となっている。本講演では、ビニルポリマー主鎖に分解性官能基を導入する共重合手法、及び側鎖連動型分解性ビニルポリマーの合成手法に関する最近の研究を紹介する。
第2講演 14:30~15:30 フッ素樹脂にも接着可能な粘着テープの開発
積水化学工業株式会社 高機能プラスチックカンパニー(HPPC)開発研究所
先端技術センター 第2グループ 緒方雄大 氏
フッ素樹脂とは、分子中にフッ素原子を含む高分子で耐熱性、耐薬品性、電気的特性、非粘着性、自己潤滑性に優れる一方で、非常に接着し難いという課題がある。当社では、この課題を解決すべく、ムール貝の特殊な分泌物が幅広い材料に接着するという現象に着想を得て、フッ素樹脂にも接着できる粘着テープを開発した。本講演では、上記粘着テープの特徴に関して紹介する。
15:30~15:45 「コーヒー・ブレーク」
第3講演 15:45~16:45 粘接着現象と高分子界面機能
東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 フッ素および有機化学融合材料・生命科学講座
特任教授 川口大輔 氏
粘着および接着は高分子を主成分とする粘・接着剤と種々の固体成分からなる被着体との付着により生じる界面現象である。高分子と異種固体との分子レベルの接着は、高分子複合材料の性能に大きく影響する。高分子半導体や高分子電解質などの機能性高分子の場合には、高集積化された次世代デバイスへの応用に繋がる。本講演では、様々な界面選択的分光法に基づき評価した界面における高分子の構造・物性が材料の機能発現に及ぼす効果について紹介する。
参加費
粘着研究会会員 無料日本接着学会会員 15,000円
一般 20,000円
学生 無料
申し込み方法
会場参加WEB参加請求先が必要でない方は請求先欄の「連絡先と請求先は同じ住所とする」のボタンをクリックすると、請求書送付先情報欄は消去できます。
上記リンクによる申し込みにご不明な点等ございましたら、ご自身のお名前、所属、ご住所、ご連絡先(電話並びにe-mailアドレス)を明記の上、下記問い合わせ先までメールにてご連絡下さい。
問い合わせ先
東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 生物素材科学研究室内
日本接着学会粘着研究会
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
E-mail:psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp <psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp>
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