着研究会

粘着研究会 第186回(1月度)例会

日時
2023年1月20日(金) 13:30~16:40
会場
東京大学農学部キャンパス 中島薫一郎記念ホール および web(Zoom)

粘着研究会 第186回例会

 

謹啓 時下益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。平素、当研究会の運営にご協力、ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、粘着研究会第186回例会を下記の通り開催致します。お繰り合わせの上ご出席くださいますよう御案内申し上げます。
今回も会場をお借りした対面式とオンラインを同時開催致します。なお、会場は参加人数に制限がございます。従いまして、対面式(会場にて聴講)のご希望に添えない場合がございますこと予めご了承ください。
申し込み時に、会場参加またはオンライン参加の希望のご連絡をお願い致します。

※:コロナ感染状況によってはオンラインのみになる可能性もございますので、ご承知おきください。

 

第186回例会

月 日 :2023年1月20日(金)

会 場 :東京大学農学部キャンパス 中島薫一郎記念ホールおよびweb(Zoom)

時 間 :13時30分~16時40分
     

 

資料はこちらからダウンロードをお願いします。

講師およびテーマ

第1講演 13:30~14:30  

「生物の有する機能性水中接着表面」 

公立千歳科学技術大学 理工学部 応用化学生物学科 准教授 平井悠司 氏

 生物は進化の過程で様々な接着表面を生み出している。特にヤモリの微細毛による可逆的な接着が注目され、様々な応用材料の開発が進んでいる。我々はそのような接着表面の中でも、水中において可逆的に接着が可能なウバウオの吸盤に着目し、模倣材料の作製を通し機能解明を試みた。また、基板表面の官能基を精密に制御し、海洋付着生物であるフジツボの接着メカニズムの解明も進めている。当日はこれらの話を中心に生物の接着表面について紹介する

 

第2講演 14:40~15:40

「高分子鎖の特徴を生かした材料表面およびバルクの機能化」

甲南大学 理工学部 機能分子化学科 生体材料創成学 教授 渡邉順司 氏

 高分子は鎖長が長く、かつ分子運動性に優れていることを特徴としている。例えば材料表面に固定化すると、外部環境の変化に基づいて水に対する濡れ性を変えることができる。この機能性を多孔質構造の内壁に適用すると疎水性材料であっても水が透過できる膜が得られる。さらには、高分子同士の凝集力を阻害することにより、バルクの力学的性質を変化できる。本講演では、材料表面およびバルクの機能化について紹介する。


第3講演 15:50~16:40
「ラベル台紙の水平リサイクル「資源循環プロジェクト」」

日榮新化株式会社 企画開発室 資源循環プロジェクト 本池高大 氏

 様々な業種・業態にまたがり使用される粘着ラベル。その製造及び取り扱いに必要な台紙は、国内で年間13.9億㎡程度使用されており、そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、廃棄・焼却されています。資源循環プロジェクトは、ラベル台紙を従来の「剥離紙」からPET合成紙製の「リサイクル専用台紙」に置き換えることで、ラベルユーザーから使用済みの台紙を回収後、マテリアルリサイクルを行い、再び台紙の原料に使用することでラベル台紙の廃棄をゼロにする取り組みです。

 

参加費

粘着研究会会員    無料
日本接着学会会員  15,000円
一般        20,000円
学生         無料
 

申し込み方法


申し込みにあたっては、会員・非会員の明記、ご自身の お名前、所属、ご住所、ご連絡先(電話並びにe-mailアドレス)及び、参加方法(下記から選択)を明記の上、粘着研究会 事務局宛にメールにてご連絡下さい。

 

参加方法:(A) 会場参加

  (B) オンライン参加(Zoom)

  (C) 会場参加希望するが会場の定員数を超えた場合はオンライン参加も可

E-mail:psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp <psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp>
 

問い合わせ先

 

東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 生物素材科学研究室内
日本接着学会粘着研究会
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
E-mail:psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp <psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp>
注意点:本例会で使用される配信動画は著作物であり、録音・録画を禁止いたします。

 

 

 

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