着研究会

粘着研究会 第190回(9月度)例会

日時
2023年9月22日(金) 13:30~16:45
会場
大阪産業技術研究所(森ノ宮)又はweb(Zoom)

粘着研究会 第190回例会

 

 謹啓 時下益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。平素、当研究会の運営にご協力、ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。さて、粘着研究会第190回例会を下記の通り開催致します。お繰り合わせの上ご出席くださいますよう御案内申し上げます。今回も会場での対面式とオンラインを同時開催致します。 
 

月 日 :2023年9月22日(金)

会 場 :大阪産業技術研究所(森ノ宮)およびweb(Zoom)

時 間 :13時30分~16時45分
     



講師およびテーマ

第1講演 13:30~14:30
  超分子錯体による機能性ポリマー材料の開発と新規硫黄ポリマーの合成

大阪大学大学院 理学研究科 高分子科学専攻 超分子機能化学研究室 小林 裕一郎 氏

 分子を共有結合以外の弱い結合で結びつけることにより、単独の分子を超える機能を発現させることが出来る。本発表ではこの超分子の概念を高分子と組み合わせた超分子ポリマーを用いた機能性接着剤料や自己修復材料への応用を発表する。加えて、近年、発表者は硫黄を原料とする硫黄ポリマーの研究開発を行っている。その硫黄ポリマーの様々な興味深い特性に関しても報告する。

第2講演 14:30~15:30 特殊な骨格構造の導入によるネットワークポリマーの機能付与

大阪産業技術研究所 森之宮センター 有機材料研究部 熱硬化性樹脂研究室 米川 盛生 氏

 一般に、強固な共有結合で架橋されたネットワークポリマーは線状高分子よりも弾性率や耐熱性、耐薬品性などに優れる一方で、再加工やリサイクルが難しいことが知られている。本講演では、3つのC=O基が隣り合う隣接トリカルボニル構造や、フェノール類の環状オリゴマー構造であるカリックスアレーン構造といった特殊な骨格構造を導入することで、一般的なネットワークポリマーの性質を大きく変化させた研究事例を紹介する。

15:30~15:45 「コーヒー・ブレーク」

第3講演 15:45~16:45 界面の結晶領域により制御された接着界面のラマン分光評価

 神戸大学大学院工学研究科 応用化学専攻 物質化学講座 物質制御化学 高分子制御化学研究室 松本拓也 氏

 高分子同士の接着界面においては,さまざまな相互作用が働いており,高分子鎖の絡まりや拡散が議論の中心となってきた。一方で,結晶領域を有する結晶性高分子は,秩序構造を持たない非晶高分子とは特性が大きく異なっており,接着挙動もその一つである。結晶性高分子を基板とした接着の界面において,基板の結晶化状態を制御することで,その界面の構造に与える影響を顕微ラマン分光で評価し,接着特性との相関について発表する。

各講師の講演資料はこちらからダウンロードをお願いします

参加費

            粘着研究会会員    無料
            日本接着学会会員  15,000円
            一般        20,000円
            学生         無料

 

申し込み方法

会場参加WEB参加

請求先が必要でない方は請求先欄の「連絡先と請求先は同じ住所とする」のボタンをクリックすると、請求書送付先情報欄は消去できます。
上記リンクによる申し込みにご不明な点等ございましたら、ご自身のお名前、所属、ご住所、ご連絡先(電話並びにe-mailアドレス)を明記の上、下記問い合わせ先までメールにてご連絡下さい。
 

問い合わせ先

東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 生物素材科学研究室内
日本接着学会粘着研究会
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
E-mail:psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp <psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp>
注意点:本例会で使用される配信動画は著作物であり、録音・録画を禁止いたします。

 

トップページへ戻る