部支部

2023年度接着講座マスターコース

日時
2024年1月26日(金) 10:00~16:20
会場
名古屋市工業研究所 第一会議室
名古屋市熱田区六番3-4-41(地下鉄 名港線「六番町」駅下車、3番出口すぐ)

日本接着学会中部支部では、接着技術者の皆様に接着の基礎科学の再学習や先端技術の習得の機会を提供する目的で、「接着講座マスターコース」を開講してきました。今年度も、当該分野で顕著な実績を有する著名な先生方にご講演いただきます。これにより、接着の基本内容から新分野の開拓につながる先端技術までの幅広いテーマについて学ぶことが可能となります。

10:00~10:10   支部長挨拶       


10:10~11:20   第1講(オンライン)
界面制御によるセルロースナノファイバー材料の特性発現

東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 齋藤継之氏
セルロースナノファイバー(CNF)は固体粒子であり、一般的に水分散体として生産される。この水分散体の脱水・乾燥を経て、CNF単独の会合体や、他素材との複合体を形成する。本講演では、この一連の工程で制御するCNFの表面・界面の構造と、会合体や複合体の物性との相関について要点を紹介する。


11:30~12:40   2講(対面)
リサイクルに利用可能な分解や剥離機能を有する粘・接着剤の開発

大阪産業技術研究所 和泉センター 高分子機能材料研究部 舘 秀樹氏
資源の有効利用やリサイクルの観点から、解体性技術に大きな注目が集まっている。接着剤や粘着剤により強固に接合した界面を様々な外部刺激によって制御し、分解や剥離させることができれば、解体性材料として非常に有用である。本講演では、分解性を有する材料とその応用、外部刺激に応答し剥離が可能となる易剥離粘着剤について述べる。


13:40~14:50   3講(対面)
接着界面の破壊過程に関する分子シミュレーション研究

筑波大学 数理物質系 物質工学域 下位幸弘氏
接着メカニズムを理解する上で、実験・計測とともにシミュレーション技術の活用が有用と考えられる。本講演では、接着界面の破壊過程に関する分子動力学シミュレーションを中心とした研究事例を紹介する。


15:00~16:10   4講(対面)
分子シミュレーションを用いた接着剤/接着界面の解析

スリーボンド 研究開発本部 技術マーケティング部 大槻直也氏
分子シミュレーションを用い、接着界面の現象理解や弾性率などのバルク物性、接着剤への水分の浸透といった「接着剤にまつわる現象」を調査した事例について紹介させて頂く。


16:10~16:20   閉会の挨拶
 

定員:100

受講料:正会員・協賛団体会員 10,000円(税込み)、非会員 15,000円(税込み)、学生 無料

申し込み先:http://adhesion-centjp.sakura.ne.jp/appl.forms.html

申込締切:1月12日(金) 入金締切:1月19日(金)

振込先:三菱UFJ銀行 名古屋営業部 普通 0360136 一般社団法人 日本接着学会 中部支部

世話人:伊藤義典(イーテック)、戸崎 裕(日東電工)、原 光生(名大)、守谷せいら(中部大)

問い合わせ先:原 光生 e-mail:mhara☆chembio.nagoya-u.ac.jp

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協賛:化学工学会東海支部、高分子学会東海支部、色材協会中部支部、電気化学会東海支部、

日本化学会東海支部、日本セラミックス協会東海支部、日本分析化学会中部支部、

日本油化学会東海支部、表面技術協会中部支部、有機合成化学協会東海支部

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