本部セミナー
第6回接着サロン
- 日時
- 2025年3月11日(火)
13:30~15:00(質疑応答含む)
- 会場
- Zoomによるオンライン開催
第6回接着サロン
日頃、日本接着学会の活動にご協力頂き、有難うございます。
日本接着学会では、接着分野に限らず視野を広げ、様々な話題について、気楽に聴講し自由に議論できる場を提供するために、接着サロンを開催しています。第1回は「キログラム定義改定」、第2回は「サイエンス・コミュニケーション」、第3回は「「人はなぜ名前をつけるのか:高分子命名法委員会の任務」、第4回は「研究不正と歪んだ科学」、第5回は「高分子科学からマイクロプラスチック問題を考える」をテーマとして取り上げました。
第6回接着サロンでは、「AI活用の合成条件予測とロボットによる新物質探索」をテーマに京都大学工学研究科材料工学専攻 林 博之 先生にご講演をお願い致しました。林先生は、2010年に京都大学工学研究科 材料工学専攻 博士後期課程修了後、JSPS特別研究員(PD)、新学術領域研究「ナノ構造情報のフロンティア開拓−材料科学の新展開」特定研究員としてご活躍され、現在も「ロボット協働型の並列合成実験」「合成条件推薦システムによる未知物質の探索」「プロトタイプ結晶構造を用いた仮想的酸化物の第一原理計算」をテーマにご研究されております。
今回のご発表では、AI技術とロボットを活用した合成条件の予測と新物質探索に関する研究を紹介致します。合成実験はこれまで研究者の経験や試行錯誤に依存していましたが、AIによるデータ解析と推薦システムの導入により、実験条件の効率的な探索が可能になりました。また、ロボットを用いることで、合成工程の自動化や並列化を実現し、大量の実験データの収集が行えるようになりました。さらに、機械学習モデルを活用して、既存のデータから化学的知見を抽出し、未知物質の合成条件を予測するアプローチについても議論します。この技術革新は、再現性の向上や研究効率の飛躍的向上をもたらし、今後の材料研究の在り方を大きく変える可能性を秘めています。
接着サロンは、日本接着学会ならびに関連学協会の会員、および学生(非会員も視聴可)の方々どなたでもご参加頂くことができます。オンライン開催ですので、日本接着学会HPから事前申し込みをお願いします。なお、講演資料の配布はありませんので、ご了承のほどお願い申し上げます)。
日 時 2025年3月11日(火) 13:30~15:00(質疑応答含む)
講 演 方 法 Zoomによるオンライン開催
講義タイトル 「AI活用の合成条件予測とロボットによる新物質探索」
講 師 林 博之 先生(京都大学 材料工学専攻 量子材料学分野)
参 加 費 無料(開催前に参加URLをお送りします)
定 員 90名(先着順)
申し込み先 下記からお申込下さい
申し込み締切 2025年 3月 7日(金)
〒556-0011 大阪市浪速区難波中3丁目9番地1(難波ビルディング)
TEL: 06-6634-8866, FAX: 06-6634-8867, E-mail: info-hnb@adhesion.or.jp
参加申し込みはこちらから