本部セミナー
【共同開催】 日本接着学会/高分子学会 接着と塗装研究会 ~モビリティ向け接着剤/塗料の最新動向~
- 日時
- 2025年11月28日(金) 9:50~17:00
- 会場
- 東京理科大学森戸記念館 第1フォーラム(東京都新宿区神楽坂4-2-2 TEL:03-5228-8110)
https://www.rs.tus.ac.jp/jsmpem22/access_morito.pdf
交 通: JR総武線、地下鉄有楽町線、東西線、南北線飯田橋駅下車 徒歩5分
Web配信: Zoomによるハイブリッド開催
主催:一般社団法人日本接着学会
高分子学会 接着と塗装研究会
《趣旨》
現在、自動車開発に用いられる技術は、これまでにない勢いで多様化が進んでいます。モビリティという
言葉が使われ始めたように、今後は自動運転や電動化、インターネットへの接続など、IoT技術を含めた
幅広い分野の技術の取り込みが必要とされています。
一方、これまで培ってきた自動車開発における、安全性能・品質・コスト・環境対応等の技術の進歩も
新技術を支える土台として、より一層重要な要素になっています。
本講座では、日本接着学会と接着と塗装研究会の共同開催により、より広い範囲でこの素材関連の研究や
製品開発に携わる先生方にご講演をお願い致しました。皆様の知見を深めていただく機会として、多くの
ご参加をお待ちしております。
プログラム
<9:50~10:00>
1. はじめに (接着と塗装研究会:サイデン化学)石本 憲一郎 氏
<10:00~11:00>
2. 自動車塗装における究極の意匠を目指して (関西ペイント)野寺 雄太 氏
自動車外板塗色で人気があるシルバーメタリックはメッキのような意匠を目指して進化してきた。進化の背景
には色材である光輝材の進化や、光輝材の配向性に適した塗料の進化、塗装工程の技術の進化が欠かせない。
本発表では、シルバーメタリックカラー開発の変遷と、そこから派生した超金属調意匠について紹介する。
<11:10~12:10>
3. CN実現に向けた自動車用金型内装用塗料の開発
(日本ペイント・オートモーティブコーティングス)川合 貴史 氏
塗装は自動車製造工程の中でCO2排出が多い事で知られ、CN実現に向けた代替加飾技術が求められている。
今回開発した金型内塗装ではVOCやCO2排出を抑え、更に塗装では出来ない意匠を実現可能であり、今後の拡大
が期待される。
<13:00~13:20>
4. 日本接着剤工業会作製ビデオ「接着基本ビデオvol1 接着基礎試験編」 (セメダイン)秋本 雅人 氏
日本接着剤工業会にて「接着関連の動画」制作の一環として、「接着剤の一般性状、接着性能に関する基本試験」
を収めたビデオ作製した。JISの規定に忠実に再現したわかりやすいビデオとなっている。本講演では、その一端
を紹介する。
<13:30~14:30>
5. 金属と樹脂の接着メカニズムに対する金属表面状態の影響 (神戸製鋼所)高橋 佑輔 氏
金属と樹脂の接着メカニズムはアンカー効果や化学結合などが提唱されているものの、実際には金属の種類や
表面状態、接着樹脂の化学組成、使用環境など様々な要因が影響するため、工業製品に適用するためにはこれら
の影響を多面的に理解する必要がある。
本講演ではアルミニウムとエポキシ接着剤の接合界面についての化学状態分析・解析事例を紹介し、両者の間
で生じる接着力の発現メカニズムと、工業製品に適用するために必要な強度耐久性に関する考察について紹介する。
<14:40~15:40>
6. 自動車車体構造における接着接合の疲労強度に関する研究 (日産自動車)中丸 敏明 氏
カーボンニュートラル実現のため自動車軽量化は必須であり、この方策としてマルチマテリアル車体構造の採用
が進んでいる。中でもマルチマテリアル構造における信頼性確保のために接着接合の強度設計・評価は重要であり、
本講演では疲労強度に着目し検討した結果を報告する。
<15:50~16:50>
7. 自動車における剛性用と減衰用の接着接合技術
(マツダ)〇麻川 元康 氏、氷室 雄也 氏、山本 一 氏
CO2排出量を削減しつつ運転の愉しさ・乗員の快適性をさらに高めていく技術が求められている。そのための、
車体の「かたさ」と「しなやかさ」を狙った車体構造への接着接合の適用動向と、マツダの取り組みとして剛性と
減衰の2つの接着剤を研究開発し、振動・騒音の低減を狙った例を紹介する。
<16:50~17:00>
8. おわりに (日本接着学会:東京科学大学)佐藤 浩太郎 氏
<17:00~17:50> 懇親会:東京理科大学森戸記念館 2階第3会議室
※演題・講演者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
参加費(消費税含)※催し物特別優待券はご利用できません。
日本接着学会会員:企業11,000円、大学・官公庁4,400円、学生2,200円
非会員:一般22,000円、学生2,200円
懇親会費
1,000円(消費税含)※参加費と併せてお振込ください。
申込締切日:2025年11月21日(金)
申 込 方 法:
高分子学会ホームページhttps://member.spsj.or.jp/event/index.php?id=734からお申込みください。
参加費は、11月末日までにお振込みをお願いいたします。
振 込 先:
銀行振込<三菱UFJ銀行 銀座支店 (普通) 1126232 名義 高分子学会>
振込手数料は振込人にてご負担下さいますようお願いいたします。
銀行の領収書をもって本会からの領収書にかえさせていただきます。
問合せ先
公益社団法人高分子学会 2025接着と塗装研究会と日本接着学会合同講座係
〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
TEL 03-5540-3771 FAX 03-5540-3737