東支部

【12月23日開催】第 282 回 関東支部月例講演会

日時
2025年12月23日(火) 13:45 ~ 17:10(予定)
会場
東京科学大学 蔵前会館3階 手島精一記念会議室
152-0033 
東京都目黒区大岡山2丁目12-1 東京工業大学蔵前会館3階
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/access/index.html

主催 一般社団法人 日本接着学会関東支部

 日本接着学会関東支部月例講演会は,気軽に参加し自由な雰囲気の中で,接着の基礎から応用まで幅広く討論できる場を提供する事を目的としています。
 今回、接着として、脱炭素・循環型社会の実現に向け、接着技術は今、大きな転換期を迎えています。本講演会では、電気パルスによる革新的な解体技術、サーキュラーエコノミーに資する易解体性接着の最新研究、そして接着界面設計の科学的アプローチについて、第一線の研究者が紹介します。持続可能なものづくりに貢献する技術の最前線をぜひご体感ください。3講演を企画いたしました。今後の持続型社会を見据えた粘着、接着材料の研究開発にも活かせるような情報となれば幸いです。会員の皆様におかれましては、12月の大寒の中ではありますが、熱い議論になればと思っております。是非ご参加頂きますようお願い申し上げます。
 

プログラム(予定)ノート

 
13:20 受付開始
13:45~13:50 開会挨拶
13:50~14:50 講演1:「電気パルス法を活用した接着解体技術」
早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 所 千晴 氏
(要旨)
電気パルス法は、液中で高電圧パルスを印加して発生する局所的な高温・高圧場を利用し、接着界面に集中した衝撃力・発熱・熱応力を与えることで、全体加熱や薬品を用いずに接着層を効率的に分離する技術である。本講演では、サーキュラーエコノミー実現に向け、多様なマルチマテリアル製品のマテリアルリサイクル・ケミカルリサイクルにおける高度前処理の役割と電気パルス法の展開可能性、さらに設計段階での易解体化への応用について紹介する。
14:50~15:50 講演2:「サーキュラーエコノミーを実現するリサイクル技術構築と易解体性接着技術開発~接着・接合技術コンソーシアムを通じて~」
講師: 国立研究開発法人産業技術総合研究所 田嶌 一樹 氏
(要旨)
多様な部素材のマルチマテリアル化に伴い、様々な接着技術の研究開発が行われている。一方、資源循環、SDGs等の観点で3Rの課題が顕在化してきており、易解体性接着技術のニーズが高まっている。産総研では「接着・接合技術コンソーシアム」を設置し、接着技術に関して様々な議論や研究展開を行っている。本講演では、海外動向など現状の情勢などを鑑み、産総研が実施している研究事例、及び当コンソーシアムについて紹介する。
15:50~16:00 休 憩
16:00~17:00 講演 3:「接着力に影響する界面領域の評価と接着界面デザイン指針の提案」
講師:株式会社豊田中央研究所 分析研究領域 光岡 拓哉 氏
(要旨)
接着接合を安心して活用するためには、接着強度のばらつきを抑制することが求められる。接着力に影響する被着体表面の因子を明らかにするため、熱処理アルミニウムと一液加熱硬化型エポキシ樹脂系接着剤の組合せで、熱処理温度の上昇に伴う接着強度と表面状態およびアルミニウム表面近傍、接着剤界面近傍から構成される界面領域の状態を調査した。また、硬化プロセス中で界面領域を作りこむ界面デザイン指針についても紹介する。
17:00~17:10 閉会挨拶
 
 

参加費キラキラ

一般会員*  6,600円(税込み) 学生会員1,650円(税込み)  
一般非会員 11,000円(税込み) 学生非会員3,300円(税込み)
*正会員および法人会員企業に所属されている方
 

申込方法ノート

以下の「セミナー申し込みフォーム」からお申し込みください。
個人会員(正会員・学生会員)

法人会員(賛助・維持・特別)・非会員

申込締切日キラキラ

12月9日(火)17時
 

定員キラキラ

40名(対面、ZOOMのハイブリッド)
 

支払方法キラキラ

銀行振り込み(手数料はご負担ください)。
振込先は申し込み完了後に別途ご連絡致します。
 
 

問い合わせ先メール

一般社団法人日本接着学会 関東支部事務局
TEL:045-414-2072 FAX:045-972-8887
E-mail: jimu@adhesion-kantou.sakura.ne.jp 
月例担当幹事用

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