東支部

関東支部月例講演会 第273回

日時
2022年1月12日(水) 13:00~17:15(予定)
会場
オンライン開催(ZOOM)
主催:一般社団法人日本接着学会

日本接着学会関東支部月例講演会は、気軽に参加し、自由な雰囲気の中で、接着の基礎から応用まで幅広く討論できる場を提供する事を目的としています。
近年、全世界的に持続可能な社会を構築すべくSDGs(持続可能な開発目標)についての要請・関心が高まっています。接着剤業界においても例外ではなく、今後の技術開発や製品開発において何ができるのかを模索し続けることが業界としての課題であると考えます。
そこで、今回は「SDGs に対応するためのポリマー材料開発最前線」をテーマとし、接着学会誌に掲載された論文とのコラボレーション講演会を企画しました。また、会員の皆様からのご要望にお応えして、質疑応答・ディスカッションの時間を拡充したプログラムといたしました。
ぜひ、本講演会にご参加いただき、皆様の研究開発の参考にしていただければ幸いです。
 
 

プログラム

 
13:00~13:05 挨 拶
13:05~14:25 講演1(講演60分・質疑応答ディスカッション20分)
「生分解性ポリアミド・生分解性樹脂の海水生分解性」
産総研産業技術総合研究所 関西センター バイオメディカル研究部門 中山敦好 氏
海洋プラ問題の解決策の一つとして生分解性プラスチックが期待されている。本講演では既存生分解性プラスチックと新材料であるバイオベース生分解性ポリアミド(ナイロン4)について紹介し、これらの海洋での生分解挙動について説明する。また、海洋生分解性の評価法についても紹介する。
(休憩5分間)  
14:30~15:50 講演2(講演60分・質疑応答ディスカッション20分)
「カニ殻から抽出した『キチンナノファイバー』で強化したプラスチックと生体接着剤の開発」
鳥取大学 工学研究科化学・生物応用工学専攻 教授 伊福伸介 氏
「キチンナノファイバー」はカニ殻の主成分であるキチンを粉砕することにより得られる新素材である。従来のキチン粉末と比べて、水中によく分散するため、加工や機能性の評価がしやすい。そのため、キチンナノファイバーとその誘導体であるキトサンナノファイバーについて、多様な生理機能を明らかにしている。本講演では、その優れた物性と生理機能を活用した強化プラスチックと生体接着剤について紹介する。
(休憩5分間)  
15:55~17:15 講演3(講演60分・質疑応答ディスカッション20分)
「微生物産生イタコン酸類縁体の探索とバイオビニルポリマー開発への展開」
京都工芸繊維大学 繊維学系 教授 麻生祐司 氏
イタコン酸は発酵生産可能なビニルモノマーであり、バイオベース化成品としてポリマー原料などに利用されている。一方、イタコン酸の分子骨格を持ったイタコン酸類縁体も微生物により生産されるが、発酵生産技術は確立されておらずポリマー原料としての機能も未知である。本講演では、イタコン酸類縁体生産菌の選択的分離技術とイタコン酸類縁体を原料としたポリマー合成について紹介するとともに、イタコン酸類縁体の産業利用の可能性を述べる。
 
 

参加費

当会正会員は無論のこと法人会員企業に所属されている方は全て会員参加費としてお取り扱い致します。
協賛団体の会員に所属されている方も同様に会員としてお取り扱い致します。

日本接着学会会員
6,000円(学生会員:3,000円)
非会員
9,000円(学生:4,500円)  

※当会正会員および法人会員企業に所属されている方は全てを会員参加費としてお取り扱い致します。
※会員番号の記入がない場合には「非会員」として取扱います。
 
 

申込方法

以下の「セミナー申し込みフォーム」からお申し込みください。なお、フォームが使えない方は事務局までメールにてご連絡ください。
 
 

申込締切日

2022年1月5日(水) ※申込は終了しました
 
 

支払方法

銀行振り込み(手数料はご負担ください)。
振込先は申し込み完了後に別途ご連絡致します。請求書が必要な方は備考欄にご記入ください。
 
 

問い合わせ先

一般社団法人日本接着学会 関東支部事務局
〒224-0003 神奈川県横浜市都筑区中川中央1-28-22-201
TEL:045-479-8855  FAX:045-910-1831
E-mail:
HP:http://adhesion-kantou.sakura.ne.jp/
   

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