東支部

第21回関東支部若手交流会

日時
2022年12月13日(火) 13:30~16:45
会場
オンライン開催(Zoom)
当日の詳細は申込者へ別途メールにてご連絡します。
日本接着学会関東支部では、接着技術に関わる若手研究者・技術者同士の交流を目的に、若手交流会を開催しております。若手交流会では関東近郊の若手研究者/技術者向けに接着に関連したテーマの勉強会を中心に開催して参りました。第21回(本年度第1回)はオンラインによる講演会を企画致しました。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
 

■プログラム

13:30~13:35 開会の挨拶
13:35~14:05 日本ゼオン株式会社 化成品研究室 主席研究員  野澤 淳 氏
「日本ゼオンのゴム系粘着剤の開発品紹介」
当社はホットメルト粘接着材原料を開発、製造販売している。昨今のSDGsの環境負荷低減から溶剤型粘着剤から無溶剤型への移行が進んでおり、ホットメルトの高性能化が求められている。当社では高性能化を目指した開発品を紹介する。
14:05~15:05 大阪大学 大学院工学研究科 附属精密工学研究センター 大久保 雄司 氏
「フッ素樹脂(テフロン)の表面処理の動向と応用」
フッ素樹脂(テフロン)は、水や油だけでなく接着剤も弾いてしまうため、接着前の表面処理が必須となる。フッ素樹脂に有効な表面処理の研究動向と最新技術(官能基比率の制御)について解説する。
15:05~15:15 休憩
15:15~16:15 東京工業大学 康 超 氏、阪口 基己 氏
「基材に滴下・凝固した溶融パラフィンの変形と破壊」
金属基材に滴下したパラフィン液滴の流動・密着・凝固のメカニクスについて検討した。実験と解析を用いて、応力・ひずみの発達と割れ・はく離の発生挙動を考察し、凝固皮膜の変形と破壊のメカニズムを解明した研究について解説する。
16:15~16:45 リンテック株式会社研究所 プロセス開発室 主幹研究員 岩方 裕一 氏
「粘着剤-シリコンウェハ間の剥離現象の分子動力学解析」
Siウェハを被着体とする架橋構造を持つ粘着テープの剥離挙動について、分子動力学法(MD)による剥離挙動のシミュレーションを粘着剤分子の分子量を変えて実施した。 異なる表面粗さを持つアモルファスSiO2に貼付した粘着剤の剥離シミュレーションの結果、分子量と表面粗さが大きな系ほど剥離に要するエネルギーが大きくなることが分かった。また、剥離応力の最大値については粘着剤とアモルファスSiO2の接合状態によって異なることが分かり、剥離時にアモルファスSiO2と接合状態にある粘着剤分子が、アモルファスSiO2から剥離する過程を追跡することで説明できることが分かった。
16:45 閉会
 

■参加費

会員*:3,000円、会員外:5,000円、学生:無料
*正会員および法人会員企業に所属されている方
 

■入金方法

銀行振り込み(手数料はご負担ください)
 

■申込方法

以下のフォームからお申し込みください。
第21回関東支部若手交流会 申込フォーム
 

■申込締切

2022年12月6日(火)
 

■問い合わせ先

幹事代表:東京工業大学 関口悠
045-924-5012、sekiguchi.y.aa@m.titech.ac.jp

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