粘着研究会
粘着研究会 第185回(11月度)例会
- 日時
- 2022年11月25日(金) 13:30~16:20
- 会場
- 名古屋工業大学 2号館 0231講義室 およびweb(Zoom)
粘着研究会 第185回例会
謹啓 時下益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。平素、
さて、粘着研究会第185回例会を下記の通り開催致します。
今回も会場をお借りした対面式とオンラインを同時開催致します。なお、会場は参加人数に制限がございます。従いまして、対面式(
申し込み時に、
※:コロナ感染状況によってはオンラインのみになる可能性もございますので、ご承知おきください。
第185回例会
月 日 :2022年11月25日(金)
会 場 :名古屋工業大学 2号館 0231講義室 およびweb(Zoom)
時 間 :13時30分~16時20分
講師およびテーマ
第1講演 13:30~14:20
「特異な分解反応を利用する架橋ネットワークポリマーの精密構造解析法の開発と応用」
名古屋工業大学大学院工学研究科 大谷 肇 氏
熱分解GC- MSに代表される試料の分解反応を利用する方法は、不溶性架橋ネットワークポリマーにも対応できる数少ない分析方法として知られている。しかし、熱エネルギーのみで試料を分解しても、肝心の架橋ネットワーク構造情報がしばしば失われてしまう。そこで本講では、分解の過程で適切な化学反応を加味し、試料中の架橋ネットワークに関する局所情報を保持した分解物を選択的に生成させてそれらを質量分析等で詳しく分析することによって、その解析を可能にした手法の開発と応用について概説する。
第2講演 14:20~14:50
「車載エレクトロニクス向けエポキシ樹脂の耐熱性、放熱性向上技術」
三菱ケミカル株式会社 三重研究所 高機能化学・情電研究室 反応設計G 太田 員正 氏
自動車の電装化が進み、次世代パワーデバイスが本格的な立上がりを見せる中、熱マネジメントが重要な課題となっている。今回、半導体関連用途の代表的な熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂について、耐熱性・放熱性向上のためのアプローチを紹介する。
14:50~15:00 「コーヒー・ブレーク」
第3講演 15:00~15:30
「粘着テープにおける発泡体基材の特性と機能付与」
株式会社イノアック 技術研究所 新材料開発2課 宮田 敦史 氏
ウレタンフォームをはじめとする樹脂発泡体は、樹脂物性と、発泡倍率、セル構造等の発泡構造を制御することでシール性、吸音性、衝撃吸収性等、多彩な機能付与ができ、粘着テープ基材として広く採用されている。本講演では、各種樹脂発泡体の特性と、用途に応じたテープ用発泡体の選定基準、機能付与事例について紹介する。
第4講演 15:30~16:20
「3成分ブロック共重合体から形成される特徴的なミクロ相分離構造とその精密構造解析」
名古屋大学 大学院工学研究科 有機・高分子化学専攻 高分子物性学研究室 高野 敦志 氏
私たちが最近研究を進めている3成分ブロック共重合体(ABC、およびABAC)から形成される特徴的なミクロ相分離構造をTEM、SAXS、ならびにTEMトモグラフィーを利用して精密に構造解析した結果を紹介する。ABCトリブロック共重合体では鎖長分布を導入することにより様々な共連続構造の構築が確認された。またABACテトラブロック共重合体では、棒状構造領域における組成変化に伴い、規則的な配列を有する棒状構造かららせん状構造まで多彩な構造構築が可能であることが示された。
参加費
粘着研究会会員 無料日本接着学会会員 15,000円
一般 20,000円
学生 無料
申し込み方法
申し込みにあたっては、会員・非会員の明記、ご自身の お名前、所属、ご住所、ご連絡先(電話並びにe-mailアドレス)及び、参加方法(下記から選択)を明記の上、粘着研究会 事務局宛にメールにてご連絡下さい。
参加方法:(A) 会場参加
(B) オンライン参加(Zoom)
(C) 会場参加希望するが会場の定員数を超えた場合はオンライン参加も可
E-mail:psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp <psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp>
問い合わせ先
東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 生物素材科学研究室内
日本接着学会粘着研究会
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
E-mail:psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp <psa@adhesion-psa.sakura.ne.jp>
注意点:本例会で使用される配信動画は著作物であり、録音・録画を禁止いたします。